GWにはいるにあたり、まずは基本式をまとめておきます。
これまで導出してきたパスファインダー自身の動作に関する計算式の類を備忘録もかねてまとめておきます。
Ctr:トラクションモータ制御値 Vs:速度 (mm/s)
ω:ステアリング角速度(deg/s) Cst:ステアリングモータ制御値
R:旋回半径(mm) L:ホイールベース(:車軸間距離) (mm) A:スタビリティファクタ δ:舵角(rad) Vs:速度(mm/s)
ある時間t1における舵角(ステアリングの角度)をδ1とすると、そこからΔt秒進んだ時間t2(=t1+Δt)における舵角δ2は以下のようになります。
δ2=δ1+ωΔt
ここで
ω=103.29Ln(Cst)-209.04 、
Vs=2.0552Ctr+51.445
なので、これを
R= (1+(-1.22×10'-6'Vs'2'))×88/δ
に代入すると
R= (1+(-1.22×10'-6'(2.0552Ctr+51.445)'2'))×88/(δ1+(103.29Ln(Cst)-209.04)Δt)
とあらわすことができます。
つまり定常円旋回半径RはCstとCtrと経過時間Δtの関数として計算することができます。
コンピューターにやさしいレベルの計算式に落ち着きました。